お知らせ
総入れ歯(総義歯)ってどんなもの?
2022.7.31
目次
医療法人社団歯友会 赤羽歯科 戸田診療所の尾形です。
総入れ歯(総義歯)とは、全てのはを失った方が使う入れ歯です。
健康な方であれば、上下に14本づつ、計28本の歯がありますが、その歯を失った方が使う歯の代わりとなる装置です。
総入れ歯を使う方は固定する歯がないので、義歯を歯茎に吸盤のようにくっつけて固定します。
顎の形や歯茎の形によってはなかなかくっつきが悪かったり、安定しづらかったりします。
総入れ歯を使う方も大変ですが、総入れ歯を作る側も、形や噛み合わせ、見た目など難しいことが多いです。
総入れ歯の製作工程について
総入れ歯の製作には、大きく分けて4つの工程があります。
①型取り(印象採得)
②噛み合わせの決定(咬合採得)
③さん仮合せ(仮床試適)
④完成、調整
型取り(印象採得)
総入れ歯の型取りは、2回行うことが多いです。
1回目は既製の型枠を使い型をとり、2回目は1回目の型取りでできた模型でその人に合った型枠を作り型取りをします。
歯茎は柔らかいので、なるべく変形させずに型取りするのが難しいです。
また義歯を使っている方は、型取りの際はしばらく義歯外してもらう方が正確な型が取れます。
噛み合わせの決定(咬合採得)
すべての歯がないため、噛み合わせの高さ、人工歯の位置、唇の盛り上がり具合などをこの時に決めます。
決める時の基準として、耳、目、鼻、口唇などの位置、距離などを目安にします。
現在使用中の義歯がある場合は参考にして決めます。
仮合せ(仮床試適)
蝋でできた仮義歯で、ハマり具合(適合)、くっつき具合(吸着)、歯並び、噛み合わせ(咬合)などを確認し、問題ないようであれば完成とします。
義歯完成
総入れ歯が完成してきたらまずはハマり具合の確認をします。
歯茎に強く当たる部分がないか、適合試験材を使い検査、調整します。
最後に噛み合わせの確認、調整をして、
あとは使ってもらいながら微調整をしていきます。
最後に
総入れ歯をつくるには、複数の工程と、チェック項目があります。
良い総入れ歯を作るには回数と時間がかかります。
すぐにはできないという事をご理解いただきたいです。
総入れ歯でお困りの方は、是非当院にご相談ください。
戸田・戸田公園の歯医者「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 戸田診療所」
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