お知らせ
むし歯の成り立ちから抜歯に至るまで・・・
2024.1.06
目次
こんにちは。医療法人社団歯友会 赤羽歯科 戸田診療所の川端です。
仕事が多忙で歯科医院になかなか来れない人や歯医者嫌いでむし歯を放置している方にぜひ読んでいただきたいです。
むし歯菌は嫌気性菌(けんきせい)で酸素が嫌いな細菌です。まず歯の表面に食べかすを放置していると食べかすに細菌が集まり、歯の表面(エナメル質)を溶かし虫歯になります。徐々に進行していき、その中(象牙質ぞうげしつ)、やがて歯髄(神経)へと侵されていく非常に恐ろしい状態に進行していきます。
むし歯の大きさにより治療方法が変わってきますのでお伝えしたいと思います。
むし歯の分類
むし歯の大きさにより大きく分けて4つに分類されます。
①エナメル質に限局した虫歯
②象牙質に及ぶ虫歯
③歯髄に及ぶ虫歯
④歯の頭の部分がなく歯根(歯の根っこのみ)だけの状態。
各分類の治療方法
①エナメル質に限局した虫歯に関しては、虫歯を除去し白い詰め物(コンポジットレジン)で修復します。一回の治療で終わることができます。
②象牙質に及ぶ虫歯に関して、大きさによりますが比較的虫歯が小さいのであれば、白い詰め物で修復出来るのですが、大きければ、部分的な詰め物になります。種類に関しては、後ほど説明いたします。
③歯髄に及ぶ虫歯に関して、神経を完全に取る処置になります。このことを抜髄と言います。神経を完全にとり切った後、根管(根っこの中)がきれいな事を確認して根管充填(神経を取り除いたところが空洞になっているため埋めるためにピンク色の材料で埋めることを言います)を行います。その後、かぶせ物となります。
④歯根だけの場合、状態によりますが、基本的に抜歯になる可能性が高いです。残せる場合もありますので担当の先生に相談してみてはいかがですか。
最後に
むし歯が出来てしまうと自然になくなることはないです。
痛みがないから放置すると、徐々に進行していき取り返しのつかないことになってしまいます。一生涯自分の歯でいられるために早期発見・早期治療が必要なため、定期検診をおすすめいたします。
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