お知らせ
虫歯になぜなるの?
2020.9.02
目次
医療法人社団歯友会 赤羽歯科 戸田診療所 歯科医師の尾形です。
歯科医院に通われている患者さんのほとんどが、「自分はしっかり歯を磨いている。」と思っています。
しかし、実際に口の中を確認すると虫歯がちらほら…。
なんで磨いているのに虫歯になってしまうのでしょうか。
虫歯の原因
虫歯は単純に言えば“歯が溶けている”状態です。ではなぜ“歯が溶けて”しまうのか。
口の中では常に以下のようなことが起きています。
食事をとる→口の中は酸性
唾液が出てくる→口の中は中性
ジュースを飲む→口の中は酸性
唾液が出てくる→口の中は中性
お菓子を食べる→口の中は酸性
唾液が出てくる→口の中は中性
歯を磨く→口の中は中性
口の中が酸性になれば当然歯は溶けていきます。
しかし、逆に中性になると歯は口の中のカルシウムなどを取り込み再生しようとします。
この事からわかるように、食事をしたり、ジュースを飲んだり、お菓子を食べている時間が多ければ多いほど歯は溶けていきます。
しかし、それだけではありません。さらにそこに磨き残しが存在するとさらに歯は溶かされていきます。
虫歯予防には
プラーク、歯垢。これは虫歯菌の塊です。
虫歯菌は口の中の糖分を取り込み、酸を産生します。
多くの患者さんの磨き残しの部位は、①歯の溝・②歯と歯茎の間・③歯と歯の間です。ここにプラークが残ってしまい、歯を溶かしているのです。
しかしどんなにブラッシングの上手な人でも、100パーセント完璧という人はいません。
なので、どんな人でも虫歯になる可能性があるということです。
ではどうすればよいのか?
それは、定期的に歯科医院にて検診を受けることです。
・虫歯のチェック
・歯周病のチェック
・ブラッシングのチェック
鏡や口の中の写真を見ながら磨けているところ、磨けていないところを確認する。
以上のチェックは最低でもするべきです。
その他、生活習慣、噛み合わせ、歯並びなどたくさんチェックする項目がありますが、
その人によるので、気になることがあるときは積極的に聞くべきです。
定期健診の期間は口の中の状態にもよりますが、1か月から半年の間良いとされています。
それぞれにあった期間を提案してもらいましょう。
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